
重要文化財
柏原八幡宮
檜皮葺
本殿・拝殿修理工事
- 兵庫県
- 令和6年

施工前

施工前

施工後
施工について
地元丹波市では数少ない国指定重要文化財建造物で、2024年に鎮座1000年という事もあり約50年ぶりの屋根葺替え工事となりました。何度か本殿の屋根は補修させてもらっており、棟飾りの千木も1つ落ちかけていました。弊社は全体工事のうちの屋根工事請負で檜皮葺施工を行いました。境内で違う工事が同時に行われたり、耐震補強工事の調査などで少し工程が変更になったり色々なことがありましたが、打ち合わせを繰り返し無事に施工することができました。
柏原八幡宮について
柏原八幡宮の本殿・拝殿は、天正13年(1585年)に羽柴秀吉の命により再建された、桃山時代を代表する神社建築で、国の重要文化財に指定されています。本殿は三間社流造、拝殿は入母屋造で、両者は背面で接続される複合社殿形式を採用し、後の権現造の先駆けともいわれます。総檜皮葺の屋根が優美な曲線を描き、室町様式の彫刻や装飾も見どころです。令和4〜5年には大修理が行われ、往時の姿をよみがえらせました。歴史的・建築的に高い価値を持つ社殿です。
